国が開発を進める新型車両フリーゲージトレイン(FGT)について、技術的には2027年度半ばにも九州新幹線長崎ルートに導入できる見通しであることが28日、分かった。

 安全対策に一定のめどがついたためだが、当初予定の22年度から5年遅れとなる。国土交通省が30日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会に報告する。

 長崎ルートは一部区間が在来線となっており、与党検討委は▽線路幅の異なる新幹線と在来線の双方を走れるFGT導入▽全線を新幹線でつなぐフル規格▽比較的簡易な工事で済むミニ新幹線―の3方式について議論している。国交省は工事方法や課題などを比較した調査結果を示し、どれが最適か判断を求める。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180329-00000011-jij-pol