総務省などは1日、国の統計データを研究者らに提供する「統計データ利活用センター」を和歌山市に開設し、開所式を開いた。政府機関の地方移転の一環で、総務省統計局の一部機能が移る。

 式には仁坂吉伸和歌山県知事や若生俊彦総務審議官らが参加し、看板の除幕が行われた。仁坂知事は「人工知能(AI)の発展においても統計は有望な分野。その重要な拠点が和歌山に置かれ大変光栄だ」と話した。

 統計局職員ら約10人が勤務し、データ活用に関する自治体からの相談に応じるほか、研究者が詳細な政府統計を閲覧できる専用端末も設置する。

2018/4/1 12:024/1 12:04updated
共同通信
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