https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180412/k10011399771000.html

4月12日 1時50分

11日夜、滋賀県彦根市の交番で41歳の巡査部長が死亡した事件で、警察は巡査部長を拳銃で撃って逃走したとして、殺人の疑いで行方を捜査していた19歳の巡査の身柄を確保しました。

11日午後9時前、滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で、この交番に勤務する井本光巡査部長(41)が頭と背中から血を流して倒れているのが見つかりました。

井本巡査部長は現場の状況から背後から拳銃で撃たれたと見られ、病院に運ばれましたが、死亡したということです。

滋賀県警察本部は11日朝から一緒に勤務していた大西智博巡査(19歳)の行方がわからなくなっていたことから、巡査が拳銃で撃ったと見て、名前と写真を公開して行方を捜査していましたが、午前1時35分に隣町の愛荘町で身柄を確保したということです。

愛荘町では巡査が乗り捨てたとみられるパトカーが田んぼに突っ込んでいるのが見つかっていて、警察は巡査がパトカーを乗り捨て拳銃を持ったまま逃走したとみて、付近の住民に外出を控えるなど注意を呼びかけていました。

巡査は去年4月に警察官として採用され、ことし1月末に彦根警察署の地域課に配属されたばかりだったということです。