自動運転 仮想空間で実験へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180413/1060001619.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

車の自動運転の技術開発に取り組んでいる群馬大学は、実際の道路で行ってきた実験を
コンピューターの中で現実の町を再現した仮想空間でもできるようにしようと、
システム開発の技術を持つ企業と提携することになりました。

群馬大学が提携するのは、群馬県桐生市にある「両毛システムズ」です。
この企業は、車のブレーキを制御するシステムなどのプログラミングを行っていて、
これらを実用化するための実証実験を、すでに仮想空間で行っているということです。

この仮想空間では、桐生市などの現実の道路や町並みがコンピューターの中で再現されていて、
その中で自動運転の車を走らせることができます。
仮想空間では、道路に人が飛び出してきたり、前の車が急停車したりした場合など、
危険な実験も繰り返し行えるほか、実際に車を走らせることなく、24時間、実験できるため、
開発コストや時間が節約できるということです。

群馬大学は、2020年までの自動運転の実用化を目指していて、
大学の次世代モビリティ社会実装研究センターの太田直哉センター長は、
「安全・安心な開発を進めていくうえで、仮想空間の実験はとても有効です。
今回の連携は自動運転の完成に向けて追い風になります」
と話していました。

04/13 10:44