エヴァ新幹線を写真に収めるファンら=JR岡山駅
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エヴァ新幹線“活動限界”まであと1カ月―。山陽新幹線博多―新大阪間を走る人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をモチーフにした500系こだま「500 TYPE EVA」(8両編成)が、5月13日で約2年半の運行を終える。主人公の碇シンジが操るエヴァ初号機カラーの車体を一目見ようと、停車駅には連日、カメラを手にしたファンが駆け付けている。

山陽新幹線全線開業40周年を記念し、JR西日本が2015年11月に運行を始めた。車体は初号機を象徴する濃い紫色が基調。事前予約が必要な1号車にはエヴァの実物大コックピットを再現したほか、自由席の2号車にはシンジらが所属する地球防衛組織「NERV(ネルフ)」のロゴを座席や通路にあしらい、エヴァと鉄道双方のファン垂ぜんの仕様だ。

当初17年3月までだった運行期限は「予想以上の人気を集めた」(同社)として今年5月までの延期を決定。今月12日に販売を始めた最終日のツアーは、コックピットに乗れるプランが2日間で完売する過熱ぶりを見せたという。

岡山駅ホームには毎日のように幅広い年代のファンが訪れ、車体を眺めたり、車内をのぞき込んだり。母親らと岡山を旅行中の今月初め、写真を撮っていた京都府綾部市、中学1年の男子生徒(12)は「色が格好良いのでずっと見たいと思っていた。念願がかなってうれしい」と声を弾ませた。

4月23〜25日を除いて毎日運行する。各駅の上り、下りの発車時刻は、岡山が午前9時57分と午後0時32分、新倉敷が午前9時36分と午後0時45分。

4/15(日) 23:12
山陽新聞デジタル
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