◆局地的に非常に激しい雨のおそれ 静岡や関東甲信

前線の影響で静岡県で非常に激しい雨が降っているほか、関東甲信でも雨が激しくなっています。このあと数時間、局地的に非常に激しく降るおそれがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、本州付近にのびる前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、この時間、東海や関東甲信に発達した雨雲がかかっています。

午前9時までの1時間に、国土交通省が神奈川県相模原市中央区に設置した雨量計で44ミリの激しい雨を観測しました。
午前8時までの1時間には国土交通省が静岡市清水区に設置した雨量計で50ミリの非常に激しい雨を観測しました。

大気の不安定な状態が続くため、このあと数時間、静岡県では局地的に雷を伴い1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあるほか、関東甲信でも激しい雨が降る見込みです。
26日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで東海で120ミリ、関東甲信で100ミリと予想されています。

気象庁は、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。
東日本や北日本の積雪の多い地域では雪どけによる土砂災害や低い土地の浸水、なだれにも注意が必要です。

NHKニュース 2018年4月25日 9時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180425/k10011416261000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005