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4月27日 4時26分
深刻な人手不足を乗り越えようと、ライバル関係にある大手食品メーカーどうしが手を結びました。「味の素」など5社が商品の共同配送を全国で行うことになりました。

味の素、ハウス食品グループ本社、カゴメ、日清フーズ、それに日清オイリオグループの大手食品メーカー5社は、来年4月に新たな物流会社を設立します。

新会社では一部を除いて、それぞれの物流子会社や物流部門が一つになり、倉庫やトラックを共同で使って、各社の商品の配送を手がけます。

食品業界ではドライバーの人手不足や、それに伴う人件費の上昇が課題となっていますが、北海道で行ってきた試験的な共同配送の結果、荷物をまとめて運ぶことにより、輸送の回数の削減につながるなど効果が確かめられたため、全国に広げることにしたものです。

このほか、ビール大手4社も西日本や北海道で共同配送に取り組んでいて、ライバル企業が物流面で連携する動きが広がっています。