愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者の平尾龍磨容疑者(27)=逃走などの疑いで指名手配=が脱走した事件で、広島県尾道市の向島の防犯カメラ画像に写っていた不審者がひげを生やしているとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 平尾容疑者は脱走当時、ひげがなく、3週間近くの潜伏により、公開された写真と見た目が変わった可能性がある。広島県警は、平尾容疑者の疑いがあるとみて周辺の空き家や山林を捜索している。

 捜査関係者によると、24日夜の画像に写っていたのは男とみられ、ジャージーのような長袖の上着と長ズボンを着用し、靴を履いていたという。

 広島県警は、防犯カメラの付近にある岩屋山で26日に見つかった黒っぽいジャージーのような上着に、指紋などが残っていないか鑑定を進めている。



産経WEST 2018.4.27 22:06
http://www.sankei.com/west/news/180427/wst1804270093-n1.html