2018.05.02 Wed posted at 16:04 JST

(CNN)
バルト海上空の国際空域で1日、ロシア軍の戦闘機「Su27」が米海軍の哨戒機「P8」に対し、「職業規範にそぐわない」インターセプト(進路妨害)を行った。
国防当局者2人がCNNに明らかにした。

当局者の1人によれば、Su27はP8から約6メートル以内の距離まで接近。そのまま9分間にわたって飛行したという。

当局者らはこの進路妨害について、安全は確保されていたものの職業規範に従っていなかったと述べた。
米海軍はCNNに対し、航空機への進路妨害を分類する際は安全かそうでないかのみが基準になると説明している。

米欧州軍の在欧海軍報道官は、米海軍の艦船や航空機について「外国の軍隊と定期的に接触がある」としたうえで、安全でない接触があった場合は情報を提示すると述べた。

黒海上空の国際空域では今年1月、ロシア軍機による米海軍機への安全でない進路妨害が発生していた。

https://www.cnn.co.jp/world/35118624.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/05/02/1a585a240debbd6ecb63397ff998c14d/us-p8-aircraft-file-story-top.jpg
ロシア軍機による進路妨害を受けた米海軍の哨戒機「P8」