フィリピン軍とアメリカ軍の定期合同演習「バリカタン」が7日、フィリピン各地で始まりました。去年は実施されなかった、島を奪還する想定の上陸訓練なども予定されています。

フィリピン軍とアメリカ軍による最大規模の演習「バリカタン」の開会式は7日、マニラのフィリピン軍司令部で開かれました。中国寄りの姿勢を強めるドゥテルテ大統領が就任して初めての開催となった去年は、参加人数を前年までの半数程度のおよそ5400人に縮小、軍事訓練から災害対応に重点を移して実施されました。

今年は両国からあわせて8000人以上が参加し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海沿岸では、島を奪還する想定の上陸訓練も予定されています。また、テロ対策や災害対応、人命救助などの演習も実施され、自衛隊からおよそ20人が施設補修や医療プログラムに参加することになっています。

演習は18日までの予定で、一部にはオーストラリア軍も参加します。

5月7日
TBSニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3363129.html