http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20180517/6010000704.html

05月17日 18時33分
防衛省は、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備先として秋田市を検討していることについて、地元選出の国会議員などに対し、「日本海側で広い土地を確保できる自衛隊の施設を選んだ」と説明していることが分かりました。
議員側は、環境や健康への影響について住民に丁寧に説明するよう求めたということです。

政府は、北朝鮮による弾道ミサイル攻撃に備えて、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を2基導入する方針で、配備先の候補地として秋田市と山口県萩市にある自衛隊の演習場を検討しています。

秋田選挙区選出の石井浩郎参議院議員によりますと、16日、防衛省の局長などが、自民党秋田県連に所属する6人の国会議員に配備計画の現状について説明したということです。
この中で担当者は、「日本の全土を守るため、北側と南側に1基ずつ配備する必要がある」としたうえで、秋田市を検討している理由として、「日本海側で、ミサイルの探知が可能な広く平たんな土地を確保できる自衛隊の施設を選んだ」と説明したということです。

これに対し議員側は、環境や健康への影響について、地元住民に丁寧に説明するよう求めたということです。
石井議員は、「国は、国民の安全を守るため必要だという合理的な理由を、きちんと説明する必要がある。地元を一番に考えてほしい」と話しています。