http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20180523/6020000737.html

05月23日 21時10分
23日午後、米沢市の東北中央自動車道に犬が入り込んで道路上を2時間以上にわたって逃げ回り、一部区間が通行止めになりました。
その後、犬は無事捕獲され、飼い主が連れて帰ったということです。

山形県警察本部高速道路交通警察隊によりますと、23日午後1時半すぎ、米沢市の東北中央自動車道で、「道路上に犬がいる」と車で通った人から警察に通報がありました。
警察官3人が駆けつけたところ、米沢中央インターチェンジ付近に、首輪をつけた黒い中型犬がいるのを発見したため、国土交通省から委託を受けた業者とともに、捕まえようとしました。

警察官と業者で、犬を追いこんで捕獲しようとしたり、道路上から追いだそうとしたりしましたが、犬はガードレールの下をくぐって上下線を行き来するなどして、巧みに逃走したということです。
警察官と業者による挟み撃ち作戦もうまくいかず、1時間たっても捕まえられなかったため午後3時すぎ、米沢八幡原インターチェンジと米沢北インターチェンジの間の9キロを上下線とも通行止めにし、保健所の職員も加わって、総勢10人ほどで犬を追いかけました。

その結果、午後4時ころにようやく高速道路から追い出すことに成功し、通行止めも解除されました。
警察によりますと、犬は米沢北インターチェンジ付近の、除雪車が出入りする場所から高速道路の外に出て行ったということです。

保健所の職員5人はその後も犬を追いかけ続け、午後4時半ころ、米沢北インターチェンジからおよそ1キロの米沢市内で、合流した飼い主の男性が、犬の名前を呼んで近くに寄ってきたところを捕まえ、無事、家に連れて帰ったということです。
犬は雑種で、米沢市内に住む飼い主から逃げたと22日に届け出があったということです。