奈良県の荒井正吾知事は23日の定例記者会見で、
県のマスコットキャラクター「せんとくん」のライセンス料のあり方について検討していることを明らかにした。
「有料で稼ぐからよいのか、有料無料問わず世の中に知られるのがいいのか、何を評価基準にするのか、
(県庁内に)問いを投げかけている」と述べた。

 県は、せんとくんのデザインについて、商品の売り上げや広告費用の3%を納めることなどを条件に使用を認めている。
一方で報道や自治会などの公益的な使用は無料だ。
荒井知事は「象徴キャラクターを社会的にどのように利用するのか、そろそろ問い直さないといけない」と述べた。

 せんとくんのライセンス料収入は、
平城遷都1300年祭の公式キャラクターを務めた2010年度は約4900万円に上ったが、
17年度は161万円と低迷している。

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毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180524/k00/00e/040/231000c