東京都杉並区西荻南の西武信用金庫西荻窪支店で5月、男性支店長(50)が襲われ、金庫内の現金が奪われた事件で、警視庁捜査1課は4日、強盗傷害や監禁などの容疑で、杉並区西荻南の自称自動車販売業、平山雄一容疑者(46)を逮捕した。調べに対し、「弁護士と話したい」などと供述しているという。

 逮捕容疑は16日午前7時55分ごろ、出勤してきた支店長の後に続いて店内に侵入し、支店長の頭をバールのようなもので殴って脅し、金庫にあった現金約1450万円を奪ったとしている。支店長は頭などに軽傷を負い、金庫のある地下室に閉じ込められているのを別の職員が発見した。

 周辺の防犯カメラの映像などから平山容疑者が浮上。事件後、知人女性名義などの複数の口座に現金計約730万円を振り込んでいたことも判明した。事件前日には客として同支店を訪れていたといい、同課は平山容疑者が入念に下見を行うなど計画的に犯行に及んだとみて調べている。

https://www.sankei.com/smp/affairs/news/180604/afr1806040027-s1.html