https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180604/5080000645.html

「海苔サミット」が佐賀初開催
06月04日 17時35分

全国からのりの生産者などが集まり、のりづくりの未来について考える「海苔サミット」が4日から佐賀市で始まりました。

「海苔サミット」はのりの生産者のほか加工や販売業者が集まり担い手不足や環境の変化など共通の課題について意見を交わそうと開かれ、5回目となることしは初めて佐賀県で開かれました。

大会には千葉県や宮城県など全国の産地からおよそ170人が集まり、佐賀県有明海漁業協同組合の江頭忠則専務理事が佐賀のりのブランド化の取り組みについて講演しました。

この中で、江頭専務理事は品種改良に取り組むとともに、うまみや口溶けなどの味わいのよさをPRすることで生産枚数、販売額ともに15年連続で日本一につながったことなどを説明していました。

続いて行われたのり業界の将来について話し合うパネルディスカッションでは、新規参入しづらい業界の構造が後継者不足につながっているといった意見や、市場拡大のため世界に目を向けることも重要だといった意見が交わされました。

千葉県富津市から参加したのり養殖業の男性は「千葉ののりも品質で佐賀に負けてないとは思いますが、佐賀のりのブランド化は勉強になるところが多くまねしたいです」と話していました。