2018年6月5日 10時17分
 横浜市教育委員会は4日、横浜市南区の市立中学校の20歳代の男性教諭が今年3月、入学する新1年生の生徒102人分の成績などの情報が書かれた資料を教室に置き忘れたと発表した。

 クラス分けを検討する会議の資料で、仲が良いか悪いかなど友人関係のことも書かれていた。先月末に生徒が発見し、職員室に届けた。

 市教委によると、教員6人が今年3月、空き教室で会議を開き、生徒の氏名や性別、小学6年学年末の成績、友人関係が書かれた資料が配られた。男性教諭は会議後、資料を机の中に置き忘れた。この教室は通常は施錠され、3年生の女子生徒が体育で着替える時に使用されている。先月30日に教室を利用した複数の女子生徒が資料を見つけた。

 同校が4日、3年生の女子生徒にアンケートを実施したところ、11人が資料を見ていた。同校は全校生徒に経緯を説明して謝罪し、今後、保護者説明会を開催する。

 同市教委は「極めて遺憾、生徒には申し訳ない。個人情報の適切な取り扱いについて、指導を徹底したい」としている。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180605-OYT1T50015.html