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グアテマラ噴火 災害当局者「行方不明数が大幅増のおそれ」
2018年6月7日 11時33分

これまでに75人が死亡、192人が行方不明となっている中米 グアテマラのフエゴ火山の大規模な噴火で、災害当局の担当者はNHKの取材に対し、「行方不明者の数は、大幅に増える可能性がある」と述べ、それに伴って犠牲者も増えるおそれがあるとの見通しを示しました。
中米のグアテマラで、活火山として知られる標高3700メートル余りのフエゴ火山が3日、大規模な噴火を起こし、これまでに75人の死亡が確認され、192人が行方不明となっています。

グアテマラの国家災害対策調整委員会の担当者は6日、首都グアテマラシティーでNHKのインタビューに応じました。

今回の噴火ではふもとの2つの村が壊滅的な被害を受け、そのうちの1つの村でどれだけの住民が避難できたのか分かっておらず、被害の全体状況の把握は進んでいません。

このため担当者は、現在192人と発表されている行方不明者の数について「正確に把握するのは難しく、大幅に増える可能性がある」と述べ、それに伴って犠牲者も増えるおそれがあるとの見通しを示しました。

また、捜索や救助が行われている現場では、天候が急に悪化することがあり、そのたびに中断を余儀なくされているということです。

フエゴ火山の状況については、小康状態と活発な状態とを繰り返しており「今後の状況は予測できない」と述べ、依然として終息の見通しはたっていないとしています。