2018.6.12 19:10

 12日の米朝首脳会談を受け、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(59)がコメントを発表し
トランプ米大統領が金正恩委員長に拉致問題を提起したものの、具体的な進展は「これから協議していく」
とされたことについて、「とても残念としか言えません」と失望感を示した。 コメントの全文は次の通り。
   
 ◇

 仕事中であり、ライブで(トランプ大統領の)会見を見ることは出来ませんでしたが、(佐渡)市役所より
内容を教えてもらいました。米朝会談が開催されると知ってから、期待はしないようにと自制をしていましたが
期日が迫ってくるたびに、やはり期待する気持ちが高まってきました。

 でも、結果は何も出ませんでした。問題を提起しました。これから話し合います。結局、米朝ともに
拉致被害者家族が置かれている現状を理解してもらえなかったのでしょう。
もっと具体的な答えを引き出してほしかった。一分、一秒を争っていると何度も訴えてきたはずです。
とても残念としか言えません。

 このままこの問題を引き延ばすことは出来ません。安倍(晋三)総理にはぜひとも日朝会談を開催するべく
行動してほしいと切望します。

 産経新聞
 http://www.sankei.com/world/news/180612/wor1806120123-n1.html