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新大学入試 民間試験活用で3つの案 国立大学協会
2018年6月13日 11時18分

3年後の大学入試に新たに導入される英語の民間試験について、全国の国立大学で作る協会は、2次試験の出願資格とするなど、3つの活用案を示しました。

大学入試センター試験は2021年1月から「大学入学共通テスト」に切り替わりますが、英語では最初の4年間は今のマークシート方式の試験とTOEICなど民間の検定試験の両方が受験生に課せられることになっています。

これについて、全国82の大学で作る「国立大学協会」は12日、会合を開き、この民間試験を活用するための3つの案を示しました。
具体的には、2次試験を受ける時に出願資格とする案と、マークシート方式の試験に民間試験のスコアを加える案、さらに、この2つを併用する案です。

3つの案のどれを採用するかや、出願に必要な点数や民間試験の配点をどうするかは原則として各大学ごとに任せるとしています。

国立大学協会入試委員会の岡正朗委員長は「グローバル化が進むなかで、話す、書く力も含めた英語の4技能を問うことは非常に重要だと考えている。今回の方針を参考に、各大学ごとに主体性をもって詳細を決めてほしい」と話していました。