18日朝に大阪市北区などで震度6弱を観測した地震で、気象庁は初期微動の地震波を検知してから3.2秒後、最大震度5弱以上の揺れへの警戒を促す緊急地震速報を出した。しかし、大阪府北部や京都府南部など震源に近い一部地域では、大きな揺れの到達時刻に間に合わなかった。

今回の地震は震源が地下13キロと浅かったため、地震の初めに小刻みに揺れる速い波(P波)を観測してから短時間で、被害をもたらす強い揺れの主要動(S波)が伝わった。大阪管区気象台は「技術的な限界」と説明している。【松本光樹】

毎日新聞2018年6月18日 17時47分(最終更新 6月18日 21時15分)
https://mainichi.jp/articles/20180619/k00/00m/040/018000c