2018年6月29日 17時31分

29日午後、成田空港に到着した大韓航空機のタイヤの車軸が折れ、誘導路上で動けなくなりました。乗客はすでに機体から降り、ほかの航空機の運航に影響はないということです。
29日午後0時40分ごろ、韓国・インチョン(仁川)から成田空港に到着した大韓航空703便、ボーイング777型機が誘導路を走行中に動けなくなりました。

成田空港会社が滑走路を閉鎖して点検したところ、金属やタイヤの破片が落ちているのが見つかりましたが、20分後には回収を終えて運用を再開したため、ほかの航空機の運航に影響はないということです。

乗客と乗員合わせて335人にけがはなく、機体のけん引には時間がかかることから、乗客はその場で航空機を降りてバスでターミナルに移動しました。

出張からの帰りだという会社員の40代の男性は「着陸前に風にあおられたようで、機体が斜めになった状態で着陸したと感じました。ドンという大きな音がしたので恐怖を覚えました」と話していました。

国土交通省によりますと、機体の中央付近の右側のタイヤの車軸が折れているのが確認されたということで、大韓航空は「原因は確認中ですが、お客様に不便をおかけし、おわびします」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180629/k10011501241000.html