0001自治郎 ★
2018/07/26(木) 21:29:57.03ID:CAP_USER9縦10・2センチ、横14・6センチ。絵はがきの前身としてつくられた鶏卵紙を使った写真だ。今年6月、インターネットのオークションに出品されていたのを、都内在住の収集家、浅田正春さんが入手した。
台紙の裏面には、「東都吉原」「浅草公園地早取写真師」「江崎礼二製」などと記されていた。1883年に乾板写真の撮影に成功し「早撮りの江崎」と言われた著名な写真師の江崎礼二が、浅草寺の近くに1890(明治23)年に開業した12階建ての凌雲閣(りょううんかく)の展望台から撮影したとみられる。
写真の手前には、明治維新まで羽後本荘藩主だった六郷家の下屋敷や蓮田、田畑がみられ、その奥に吉原の街区が広がっている。木造3階建ての大きな妓楼(ぎろう)になると時計台や塔を備えるものもあり、客寄せに設けられたバルコニーなども見える。梅毒の検査をした検黴(けんばい)病院なども写っている。
作家樋口一葉の「たけくらべ」…
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2018年7月26日12時53分
https://www.asahi.com/articles/ASL7T64R2L7TPTFC01P.html
凌雲閣から撮影されたとみられる吉原の全景写真
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180725005308_comm.jpg
台紙の裏面には「東都吉原」などと記されている
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180725005310_comm.jpg