今月20日の「土用のうしの日」に向けて、愛媛県今治市内の売店で販売されたうなぎのかば焼きなどを食べた少なくとも38人が下痢やおう吐などの症状を訴え、県は食中毒の疑いがあるとして、20日前後にこの店で購入したかば焼きを食べないよう呼びかけています。

愛媛県によりますと、今治市にあるJAの直売所「さいさいきて屋」の「鮮魚コーナー魚媛」で、今月20日ごろに購入したうなぎのかば焼きなどを食べた、少なくとも38人が、これまでに発熱やおう吐などの症状を訴えたということです。

このうち1歳から58歳までの15人が入院し、3歳の男の子は症状が重いということです。

一部の患者からサルモネラ菌が検出されたということで、県は食中毒の疑いがあるとしています。

店では今月19日から23日にかけて、うなぎのかば焼きなどおよそ1300食を販売したということで、弁当や総菜を作る部門が自主休業しています。

県は同じ期間に、この店で購入したかば焼きなどは食べずに保健所に連絡するよう呼びかけています。

2018年7月26日 21時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180726/k10011550741000.html