好き嫌い減るメニューだよ 苫総経生徒が考案、こども食堂で調理提供
2018/7/26配信 Webみんぽう
https://www.tomamin.co.jp/news/main/14314/

自分たちが考案した料理を振る舞う高校生
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苫小牧市音羽町の「こども食堂 木と風の香りカフェ」で25日、苫小牧総合経済高校の生徒たちが作った料理を子どもたちに振る舞う、特別行事「キライをスキに変える」が催された。
ピーマンやキノコといった子どもが苦手としがちな食材を、おいしく食べられる料理にして振る舞い、好き嫌いを克服してもらおうという企画。生徒の手料理を味わった子どもたちは「もっと食べたい」などと大喜びしていた。

今回、こども食堂で料理を振る舞ったのは、同校情報処理科3年生の三浦玲菜さん(17)、林七海さん(同)、小原優花さん(18)、棟方音羽さん(17)。

同校では生徒が自ら設けた学習課題に取り組む授業があり、4人は子どもの好き嫌いを少なくする調理の工夫をテーマに設定。自分たちが考えたレシピを子どもたちに実際に食べてもらう機会として、企画された。

生徒たちが用意した料理はピーマンを使ったワッフル、シメジやナスなどを入れたハンバーグ、ニンジンやジャガイモなど野菜をたっぷり煮込んだポトフの3品。「木と風の香り」が週1回、平日の夕方に軽食を提供する放課後カフェに合わせて用意され、おなかを空かせた子どもたちが続々と訪れた。

生徒たちはハンバーグを焼いたり、ポトフを盛り付けたり、配膳(はいぜん)したりと奔走。子どもたちからは「ピーマン嫌いだけどおいしかった」「これなら野菜も食べられる」などと好評だった。

棟方さんは「喜んで食べてくれていたようで、うれしかった。少しでも好き嫌いを克服できたのであれば、何より」と語った。