西日本豪雨 保険金支払い約789億円 今後さらに増えるか
2018年7月28日 4時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180728/k10011552661000.html

西日本を中心とした豪雨で、住宅の浸水被害に遭った人などに損害保険各社が支払う保険金は、これまでに合わせておよそ789億円となりました。業界団体は、台風を除く風水害としては近年例がない規模だとして、支払い額は今後さらに増えると見ています。
日本損害保険協会は、今回の西日本を中心とした記録的な豪雨で、損害保険各社が支払う保険金の総額をまとめました。

それによりますと、今月23日時点で、すでに支払ったか、支払うことが決まっている保険金は、合わせておよそ789億円でした。

内訳は、住宅や家財などの被害に支払われる火災保険がおよそ555億円、自動車保険がおよそ212億円、それにけがをした人などへの保険がおよそ21億円となっています。

また、府県別では、岡山県がおよそ321億円と最も多く、次いで、広島県がおよそ183億円、愛媛県と福岡県がそれぞれおよそ83億円でした。

日本損害保険協会は「被害の調査が進むにつれて支払い額は今後さらに増えると見ている。台風を除く風水害としては近年例がない規模の支払い額だが、保険金の迅速な支払いに努めたい」と話しています。