流通大手「イオン」の全国各地の店舗で31日午前、レジを管理するシステムにトラブルが起きました。システムはすでに復旧していますが、一部の商品が表示よりも高い価格で販売されていた可能性もあるということで、イオンは差額を返金するなどの対応をとることにしています。

イオンによりますと、31日午前4時半ごろ、グループのスーパー「マックスバリュ」などを含む全国各地の店舗で、レジを管理するシステムにトラブルが生じ、セールの対象商品の価格が会計の際に反映されなかったということです。

システムは5時間半余りたった午前10時すぎには復旧し、この間、トラブルに気づいた店舗では従業員が手入力で会計処理を行いました。

ただ、店舗によっては一部のセール品を値下げ前の価格で販売していた可能性もあるとして、その場合は客に差額を返金するなどの対応をとることにしています。

システムトラブルの影響は全国各地の店舗に及んだと見られ、イオンは具体的な店舗数やトラブルの原因などについて調査を進めています。

イオンは「ご迷惑をかけ申し訳ありません。こうしたことが起きないよう、今後、システムの管理を徹底します」とコメントしています。

2018年7月31日 17時05分
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180731/k10011557741000.html