原発使用済み燃料カバー、3万体で溶接不良
毎日新聞 2018年8月22日 22時07分(最終更新 8月22日 22時07分)


 東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発で2012年以降、燃料棒を束ねた燃料集合体を覆う金属カバーに欠損が相次ぎ判明し、原子力規制委員会は22日、欠損の原因となった溶接の問題があったカバーは、6電力会社の使用済み燃料集合体約計3万2434体で使われていたとの集計結果を公表した。

 大半は神戸製鋼所が製作し、東電が最多の1万9432体。6社の計325体で欠損が生じていた。

 規制委は、欠損のあった部品が脱落する可能性は低く、仮に原子炉内などへ落ちても、燃料や制御棒の安全に…

https://mainichi.jp/articles/20180823/k00/00m/040/128000c