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札幌市中心部で旅行者500人 避難所で一夜を過ごす
2018年9月7日 4時01分地震 避難

札幌市中心部では、海外や北海道外などから旅行に来て帰ることができなくなった人たち500人が、避難所で一夜を過ごしました。

札幌市は、避難を余儀なくされた旅行者を受け入れるための避難所を市内に5か所開設し、このうち市の中心部に設けた避難所では、新千歳空港の閉鎖や鉄道の運休などで帰ることができなくなった外国人などおよそ500人が一夜を過ごしました。

避難所では、水と非常食が配られたほか、スマートフォンなどが充電できるコンセントも用意され、集まった人たちが1階の広場でテレビのニュースを心配そうに見たり、いすにもたれて休んだりしていました。

避難者の中には韓国など海外からの観光客も多く、スタッフが交通機関の運行の見通しを確認する方法などを英語で説明したりしていました。

6日、札幌から京都に向かう予定だったという33歳のブラジル人の女性は「路上ではなく室内で過ごせるのはありがたいですが、予定していた旅行を続けたい」と疲れた様子で話していました。

また、カップルで旅行中の25歳のイギリス人の女性は「街の中の情報はほとんどが日本語で、交通機関がいつ動くのかや、泊まることができるホテルがあるのかなどがわからず、困っています」と話していました。

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