https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-28/PFR18K6TTDS001?srnd=cojp-v2

日経平均バブル後高値、3つの上昇要因−2万4000円通過点も

長谷川敏郎、Min Jeong Lee
2018年9月28日 14:52 JST
更新日時 2018年9月28日 16:42 JST
→通商懸念の後退、国内景気刺激策、企業業績期待の3つが重なる
→株式需給も改善、海外勢は3週に1兆4700億円買い越し

日経平均株価が28日、バブル経済崩壊後の日中高値を更新した。中旬から上昇基調が強まり短期過熱感はあるものの、ファンダメンタルズからはなお上値余地はあるとの強気の見方が出ている。

  日経平均は一時2万4286円10銭と、1月に付けた取引時間中の年初来高値2万4129円を上回り、1991年11月14日以来の日中高値を付けた。終値ベースでも2万4120円と、1月の高値2万4124円にあと一歩となった。

  アセットマネジメントOneの鴨下健ファンドマネジャーは「日本株が上昇基調を強めたのは3つの要因がある」と分析する。米中間選挙が迫る中で米国を中心とする通商問題への懸念が後退したこと、安倍首相の自民党総裁選勝利で今後は消費増税への対策が動き出すこと、上期決算の接近で業績期待が出ていることを挙げた。

  鴨下氏は「上昇は上期決算の発表が相次ぐ11月半ばまで続く。日経平均は2万5000円を付けてもおかしくない」とみる。アベノミクス以降の日経平均のPERは12−16倍。来年以降に経済が加速する局面にない現状でも14倍の2万5000円程度の評価は可能だという。
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