NTTは来年度からの5年間のグループ全体の経営計画を発表し、AIなどの先端技術や次世代の通信方式「5G」の整備に合わせて3兆円投資すると明らかにしました。

発表によりますと、NTTは来年度から5年間のグループ全体の経営計画で、成長分野に新たに3兆円の投資を行うとしています。

このうち企業向けのAIやIoTサービスなどの先端領域への研究開発には、ファンドを通じたベンチャー企業への出資も含めて、前の期間より10%多い2兆円を投じるとしています。

また、高速・大容量通信を可能にする次世代通信方式、5Gのインフラ整備などに1兆円を投資するとしています。

NTTは、グループのNTTドコモが来年度から携帯電話の通信料金の新たな値下げを実施するとしていて、主力の国内の通信事業の収益が減少傾向になるという指摘も出ています。

会見した澤田純社長は「長期的には、海外事業や不動産事業の利益が膨らんでいく。グループで対応することで大幅増益を目指したい」と話しています。

2018年11月6日 18時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181106/k10011700501000.html?utm_int=all_side_ranking-social_007