「深海魚のまち」をアピールしようと、愛知県蒲郡=がまごおり=市の水族館や業者らが考案した深海魚の天ぷらセットが、
日比谷公園(千代田区)で22日に始まる「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2018〜全国魚市場&魚河岸まつり」で販売される。

関係者らは「おいしくて栄養価も高い深海魚を広く知ってほしい」と期待している。

蒲郡市内の港には深海魚を獲る底引き網漁船が寄港し、市内のホテル・旅館や食堂では、水揚げされた深海魚を使ったメニューを提供している。

深海魚の一つ、メヒカリの加工品を製造する「まんてん」の黒田孝弘社長(46)は、深海魚の良さを知ってもらおうと「全国魚市場&魚河岸まつり」への参加を決め、
同市内にある竹島水族館の小林龍二館長(37)に協力を求めた。同館は地元漁師の協力もあり、展示約500種のうち深海生物が100種を占め全国一。
食べることを中心に紹介したユニークな手書き看板でも知られる。

今回はクロムツ、ニギス、メヒカリ、カガミダイ、ジンケンエビの天ぷら5種をセット(800円)にした。
油と天ぷら粉は市内の業者から調達し、天つゆ代わりに、蒲郡で水揚げされたメヒカリの魚醤(ぎょしょう)を使い、蒲郡産にこだわった。

食べてみると、クロムツはノドグロ(アカムツ)にも負けない風味、ニギスはキスに似たうまさ、メヒカリは香ばしく、カガミダイはさっぱりした味わい、ジンケンエビは味が濃厚だ。

ほかにも、オオコシオリエビとメヒカリの空揚げ(各500円)、竹島水族館名物のグソクムシのせんべい(1100円)も販売する予定だ。

http://news.livedoor.com/article/detail/15619322/
2018年11月19日 20時32分 産経新聞

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魚市場&魚河岸祭りで提供される、メヒカリやクロムツなどの天ぷら(手前左)、オオコシオリエビの天ぷら(同右)、奥がメヒカリの空揚げ=愛知県豊橋市