NHKニュース 2018年12月14日17時06分

インターネット専業銀行の「住信SBIネット銀行」は、
口座の開設を申請した2人の顧客に書類を送り返す際、互いの書類を取り違え、住民票や健康保険証の写しを誤って別人に郵送したことを明らかにしました。

発表によりますと、住信SBIネット銀行は今月、口座の開設を申請した2人の顧客の書類に不備があったことから、書類を返送しました。

その際、互いの書類を取り違えて、住民票や健康保険証の写しを誤って別人に郵送してしまい、氏名や住所、生年月日などの個人情報が漏えいしたということです。

書類の返送は手作業で行っていて、担当者の確認不足が原因とみられるとしています。また、これまでのところ、ほかに同じようなミスは見つかっていないということです。

住信SBIネット銀行は、2人に謝罪して書類の返却を求めるとともに、
「ご迷惑とご心配をおかけしたことを深く反省し、おわび申し上げます。チェック体制を強化して再発防止に努めます」としています。

■取り違えられた人は
住信SBIネット銀行から他人の保険証のコピーと住民票が届いた埼玉県の学生は、いまだに自分の住民票などが戻ってきていないということで、
NHKの取材に対し、「もし自分の個人情報が知らない人のところに行ってしまうと思うと怖かった」と不安を訴えています。

そのうえで「私に届いた住民票の持ち主も、素性の知らない人に個人情報が漏れていると思うと気持ち悪いのではないか。二度とこのようなことが起きないでほしい」と話していました。

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※動画あり
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