シロアリなどを駆除する契約を高齢者らと結ぶ際、解約できることを書面で説明していなかったとして、上山市の元業者が警察に書類送検されました。

書類送検されたのは、上山市に住む60代の元害虫駆除業者の男です。
捜査関係者によりますと、元業者はことしの春ごろ、山形市や上山市に住む高齢の女性ら数人とシロアリなどを駆除する契約を結んだ際、8日以内なら解約できる「クーリング・オフ」について説明する文書を渡さなかったとして、特定商取引法違反の疑いが持たれています。

元業者は、以前顧客だった高齢者らの自宅を訪問して害虫の駆除を持ちかけていたということで、警察の調べに対し「小遣い稼ぎにやった」などと容疑を認めているということです。
また、元業者は「ホームセンターで数百円で購入した薬剤をまいた」と供述していて、中には10万円近い代金を請求したケースもあったということです。

県消費生活センターによりますと、訪問販売に関するトラブルはあとを絶たず、ことし3月末までの1年間に寄せられた相談は221件に上っています。

12月18日 12時34分
山形 NEWS WEB
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