https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181218/k10011751351000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_043

米軍ヘリ緊急着陸炎上事故で調査結果 原因特定できずと報告
2018年12月18日 16時21分米軍ヘリ緊急着陸

去年、沖縄県東村でアメリカ軍の大型ヘリコプターが緊急着陸し炎上した事故で、アメリカ軍は、エンジン内部の漏電などが考えられるものの、原因の特定には至らなかったとする調査結果を防衛省に報告しました。

去年10月、沖縄県東村高江地区の民間の牧草地で、アメリカ海兵隊のCH53ヘリコプターが緊急着陸し炎上した事故で、アメリカ軍は調査結果を防衛省に報告しました。

それによりますと、事故機では、空中給油の訓練中に3つあるエンジンのうち1つから火が出たため、エンジン内に消火剤をまく装置を使ったものの鎮火せず、全体に燃え広がったということです。

火災の原因については、漏れ出た燃料かオイルが漏電による火花や高温の部品に触れたことで発生したことが考えられるものの、機体の損傷が激しく、特定には至らなかったとしています。

一方、機体の整備状況やパイロットの操作には問題がなかったとしていて、再発防止策では、「より効果的な消火器の搭載を検討する」としています。

アメリカ軍機をめぐっては、今月6日、高知県沖で戦闘攻撃機と空中給油機が接触して墜落し、合わせて6人が死亡したほか、先月も沖縄県の北大東島の沖合で戦闘攻撃機が墜落するなど、事故が相次いでいます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181218/K10011751351_1812181627_1812181628_01_02.jpg