米軍駆逐艦爆破事件 「関与の男を空爆で殺害」米国防総省
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20190107/k10011769431000.html

アメリカ国防総省は、2000年に中東のイエメンでアメリカ軍の駆逐艦が爆破された事件で、殺人などの罪で起訴されていた国際テロ組織の工作員だった男を、イエメンで行った空爆で殺害したと発表しました。

この事件は2000年10月、イエメンの港に停泊していたアメリカ軍の駆逐艦「コール」に爆発物を積んだボートが突っ込んで爆発し、兵士ら17人が死亡したもので、
事件に関わったとして、国際テロ組織「アルカイダ」の工作員だったジャマル・バダウィ被告が、殺人やテロなどの罪でアメリカで起訴されていました。

アメリカ国防総省は6日、今月1日にイエメンで行った空爆でバダウィ被告を殺害したことが確認されたと発表しました。

トランプ大統領はツイッターに、
「駆逐艦コールへの攻撃で犠牲になった英雄たちのためにわれわれの偉大な軍が正義をもたらした。事件の首謀者を殺害した」などと書き込み成果を強調しました。

バダウィ被告は、事件に関連してイエメン当局に拘束され、有罪判決を受けたものの、2006年に刑務所から脱走し、アメリカの司法当局が500万ドル(5億4000万円余り)の懸賞金をかけて行方を追っていました。

アメリカは、これまでも中東のイエメンで空爆を行い、事件に関わったとされるアルカイダのメンバーらを殺害しています。