震度6弱の地震で家屋の一部が損壊した熊本県和水町に、くまモンのイラストが描かれた土囊(どのう)袋200枚が届いた。

 送ったのは4年前に水害に見舞われた茨城県常総市の子どもたち。20日、補修作業で使われた。

 今月3日の地震をニュースで知った常総市の支援団体「ピノキオクラブ」が作った。3年前の熊本地震で現地で活動をした際、土囊袋にくまモンを描いてほしいと頼まれたことがあり、今回も幼稚園生から高校生まで約30人で描いたという。

 クラブの松村雅生代表(68)が、災害支援で交流があったNPO「日本九援隊」(福岡県大野城市)に送付。20日はNPOのボランティアらが、地震で瓦がずれた家屋の屋根にのぼり、ブルーシートを土囊で固定する応急措置をした。NPOの肥後孝理事長(50)は「地理的制約を超えて支援してくれたおかげで作業ができた」と話した。

 クラブは2013年から各地の被災地でボランティア活動をし、15年の鬼怒川の氾濫(はんらん)では、メンバーにヘリコプターで救助された子もいた。昨年の大阪北部地震の時にもヒマワリを描いた土囊袋を送った。(宮野拓也)

2019年1月21日 11時33分
朝日新聞デジタル

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