熊本日日新聞社 2019/1/26

 熊本県八代市坂本町の山林で、白亜紀前期(約1億3300万年前)の恐竜とみられる化石が見つかったことが25日、分かった。調査
した御船町恐竜博物館によると、恐竜の体の化石としては国内最古級とみられる。同市で恐竜の化石が発見されたのは初めて。

 同博物館の池上直樹主任学芸員が26日、日本古生物学会で発表する。化石は緩やかに曲がった形で肋骨の一部とみられ、長さ約8セン
チ、幅約4センチ。池上氏によると、断面が細長い楕円[だえん]形で、腹側面の幅が先端に向かって広がっていくことなどから「2本脚
で歩行するアロサウルスなど獣脚類の肋骨の特徴と一致する」としている。恐竜の体長は8〜10メートルと推定されるという。

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