https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011806021000.html

小4女児死亡 情報共有の在り方など見直しへ市があす緊急会議
2019年2月6日 17時39分児童虐待

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し両親が逮捕された事件に関連して、女の子が父親からの暴力を訴えたアンケートの回答を市の教育委員会が父親に渡していたことが明らかになったのを受けて、市は7日に関係機関を集めた緊急会議を開き、情報共有の在り方などについて見直しを進めることになりました。

千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さん(10)が自宅で死亡しているのが見つかり両親が傷害の疑いで逮捕された事件をめぐっては、心愛さんが「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」などと訴えた小学校のアンケートの回答を市の教育委員会が父親からの要求を拒みきれず渡していたことが明らかになっています。

教育委員会は、こうした事実について児童相談所も参加した会議で文書で周知したものの、担当者間では連絡や報告を行っていませんでした。

この事態を受けて、野田市は事件後初めてとなる関係機関を集めた緊急の会議を7日、開くことを決めました。

会議には今村繁副市長も出席し、保護が必要な子どもに関する情報共有や、関係機関との連携の在り方について見直しを進めることにしています。