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人材派遣大手 定年退職者の採用説明会 シニア人材活用へ
2019年2月7日 4時12分働き方改革

大手人材派遣サービス会社が6日、ほかの企業で定年退職を迎えた人たちを新たに採用しようと説明会を開きました。人手不足などを背景にシニア人材を活用しようという動きが広がっています。


この説明会は「パソナグループ」が、ほかの企業で定年退職した人たちを対象として初めて開いたもので、60代を中心におよそ200人が参加しました。

会社ではシニア人材の経験やノウハウを、地域活性化についてのイベントの企画や施設の運営、それに経営企画や営業などの業務に生かしたいとして、80人程度を採用する計画です。

採用が決まれば、ことし4月から契約社員として働くことになり、1年ごとの更新にあたっては年齢による制限は設けないということです。

また、今回のシニア人材の採用にあたって個別の事情に応じて勤務時間を選べたり、保健師などが健康のサポートを行ったりする制度も用意したということです。

説明会に参加した65歳の男性は「今の勤め先の契約が来月で切れてしまうので、今後を悩んでいた。社会のために生きているという実感を得るためにも、働けなくなるまで働きたい」と話していました。

パソナグループの南部靖之代表は「人手不足が進む中で、中高年の才能と経験を取り入れた会社が大きく成長すると感じている。今後はこの取り組みがほかの企業にも広がっていく仕組みを作っていきたい」と話していました。

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