子守中に乳児死亡、親戚の男を傷害致死罪で起訴
2019.2.27 22:48社会事件・疑惑
https://www.sankei.com/affairs/news/190227/afr1902270041-n1.html

 静岡地検沼津支部は27日、親戚の生後6カ月の男児を子守中に暴行し死亡させたとして傷害致死罪で静岡県伊豆の国市、塗装工、椎野広大容疑者(28)を起訴した。

 静岡県警は6日、殺人容疑で逮捕したが、同支部は「得られた証拠に基づいて捜査したが、殺意の証明が困難だと判断した」としている。椎野被告は男児への暴行を認めているという。

 起訴状などによると、平成29年4月29〜30日、同県沼津市大岡のアパート一室でこの部屋に住む加藤奏斗ちゃんの頭部に暴行を加えてくも膜下出血の傷害を負わせ、同年5月6日に脳ヘルニアで死亡させたとしている。

 同支部によると、奏斗ちゃんは両親、きょうだい3人との6人暮らし。事件当時、両親は仕事で外出しており、椎野被告に子守を依頼していた。

 捜査関係者によると、頭を強く揺さぶった可能性が高いという。