県は27日、公立長生病院(茂原市)に勤める30代の女性看護師と、市川市の30代の女性会社員が新たにはしかを発症したと発表した。2人とも快方に向かっている。県によると、看護師は10日に同病院に搬送された女性患者に対応した際に感染した可能性がある。一方、会社員には直近の渡航歴はなく、感染源を調査している。

 会社員は25日に市川市の病院を受診、26日に遺伝子検査で感染が確認された。発症したのは21日とみられ、はしかを感染させる恐れがある発症前日の20日から24日まで通勤で都営新宿線本八幡駅−九段下駅間と、東京メトロ半蔵門線九段下駅−東急田園都市線駒沢大学駅間で電車を利用していた。

 一方、看護師は25日に発熱し、26日に感染が確認された。看護師は24日以降の公共交通機関の利用はなかった。

 県は「はしかを疑う症状が出た場合、公共交通機関を利用せず、通院前に病院に連絡し、指示に従うように」と呼びかけている。

産経新聞 2/28(木) 7:55
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