https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190228/0013030.html

はしか患者増加 関西120人に
02月28日 17時30分

関西2府4県のはしかの患者数は、大阪を中心にさらに増え、ことしに入ってからあわせて120人となりました。
各地の自治体ではワクチンの接種など対策を呼びかけています。

関西2府4県のまとめによりますと、ことしに入ってから2月24日までに報告されたはしかの患者の数は、関西2府4県であわせて120人となっています。

府県別にみてみますと、▼大阪府が前の週から15人増えて96人、
▼京都府が8人、▼和歌山県が7人、▼滋賀県が2人増えて4人、
▼兵庫県が1人増えて3人、▼奈良県が2人となっています。

このうち大阪ではすでに去年1年間の患者数、15人の6倍を上回っていて、全国で最も多くなっています。

はしかは、はじめはせきや発熱などの風邪のような症状でその後、全身に発疹が出るウイルス性の感染症で、感染力が極めて強く、重症になる場合があるほか、妊婦が感染すると流産や早産のおそれもあります。

大阪健康安全基盤研究所の小林和夫公衆衛生部長は、「はしかは潜伏期間が最長で3週間程度ある。すでに感染していても潜伏期間の人がいるかもしれないので、体調の変化に気をつけて症状に気がついたら事前に医療機関に連絡をしたうえで速やかに受診してほしい。また、ワクチンを接種して予防に努めてほしい」と話しています。