伊勢神宮の神事用の「堅塩」をつくる「御塩焼固」はじまる 三重・伊勢市
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伊勢神宮の神事用の「堅塩」をつくり

 伊勢神宮の神事などで、神前に供える塩の「堅塩(かたしお)」をつくるため、塩田から取った塩を焼き固める「御塩焼固(みしおやきがため)」の作業が、三重県伊勢市で始まりました。

 伊勢神宮で、神前に供える塩は、全て自前で用意され、2000年以上もの伝統があります。

 伊勢市二見町の「御塩殿(みしおでん)」で、4日から始まったのは、塩田でつくった荒塩(あらしお)を焼き固める「御塩焼固」と呼ばれる作業で、ベテランの神宮奉仕員 喜多井紀忠さん(78)が担います。

 喜多井さんは、昔ながらの方法で釜戸に火を入れ、塩田でつくった荒塩を土器にしっかりと盛り込んでは、釜戸の中に入れ、火加減を調整しながら堅塩を作っていきます。

 できあがった堅塩は、伊勢神宮内で保管され、少しずつ砕いて、神前に供えられます。(4日11:55)