0001猪木いっぱい ★
2019/03/06(水) 01:30:14.62ID:mpGCa28T9最初に講師で古代オリエント博物館(東京)研究員の田澤恵子さんが古代エジプト人の死生観を説明。「死者が来世で再生・復活すると考えていた」とし、「そのために必要なものの一つが肉体で、滅ぼさないためにミイラが必要だった」と解説した。
ミイラ作りは、(1)脳を摘出(2)内臓を除去(3)遺体を塩に漬けて乾燥させる(4)包帯で巻く―といった手順で進む。
子どもたちは人形(身長1・5メートル)を使って作り方を学んだ。腹部から内臓の形をした模型を取り出した後、防腐や体形を整えるために香料や亜麻布を体の中へ。塩の代わりに、綿を人形の上にかぶせた。
「脳ではなく、心臓が考えたり、記憶したりするものと考えられていたため、体内に残していた」「乾燥には40日かかった」と講師が紹介すると、子どもたちが熱心にメモを取る姿も見られた。包帯を巻く作業では人形の大きさに悪戦苦闘しながらも協力して取り組んでいた。
最後は死者が来世で話したり、食べたりできるようにするための「口開けの儀式」を行った。全員で「清らかであれ」と唱えながら、人形の周りをぐるぐると回った。
岡山市立小学校の4年男子(10)は「包帯を巻く作業が複雑で苦労した。古代エジプト人はもっときれいにミイラを作っていただろうから、大変だったと思う」と話していた。
教室は子どもたちに、古代エジプトの文化を知ってもらおうと企画された。
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