面接はコミュニケーションの場でもある

■評価を下げる面接特徴1 「棒読み&早口&一方的」にアウトプット

どんなに万全の準備ができていても、緊張が避けられないのが面接だ。会社説明会への参加やOB・OG訪問、エントリーシートの作成などを経てようやく面接にたどりつく。それまで積み上げてきた就活の努力が実を結ぶか、内定が取れるかは、面接での受け答えが結果を左右するだけに、「リラックスして!」と言われても、そう簡単ではないはずだ。

さらに、エントリーシートの完成度が高くなればなるほど、その内容を丸暗記してしまっていることだろう。だからだろうか、面接で「棒読み&早口&一方的」に話をしてしまう就活生が少なくない。面接官から質問がくると、自分が話したいことをまくし立てるように一気に答えてしまうのだ。

しかし、面接は、就活生と面接官とのコミュニケーションの場と認識すべきだ。決して就活生の一方的なプレゼンの場ではない。面接官は、エントリーシートや履歴書に書かれている情報を基に、志望者のことをもっと深く知りたいと思い、さまざまな質問を投げかけてくる。その質問の意図をしっかり受け止め、自分のペースで、自分の言葉で答える。面接官とキャッチボールをするような気持ちで臨んでほしい。

■評価を下げる面接特徴2 不用意に視線が泳ぐ

マナーも気になるところだろう。面接では、「意識的に伝えるべき情報」と「無意識のうちに伝わってしまう情報」がある。意識的に伝えるべき情報は、もちろん自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れて取り組んだこと)、志望動機などだ。

それとは別に、身だしなみや話し方、立ち居振る舞いなどから、意識しないうちに人柄や人間性が相手に伝わってしまうことがある。それが、無意識のうちに伝わってしまう情報だ。

せっかくいい話をしていても、服装や態度などでマイナスの印象を持たれてしまってはもったいない。そんなことがないように、「清潔感のある髪型やメイクを心がける」「コートは面接会場に入る前に脱ぐ」「椅子に座る際は背もたれに寄りかからない」といったビジネスマナーの基本は意識すべきだろう。

また、面接で受け答えする際の自分の目線にも気を配ってほしい。質問に答えるときに、斜め上を見たり、目線を下に落としたりすれば、面接官はどう思うだろうか? 自信がないのか、話をごまかそうとしているのか、などと余計な勘ぐりをしてしまう可能性がある。

慣れないうちは難しいかもしれないが、志望企業への熱意を表現するためにも、できるだけ面接官の目をまっすぐ見て話すことを心がけてほしい。

(以下省略)

http://news.livedoor.com/article/detail/16121053/