自転車で琵琶湖を1周する人気の「ビワイチ」のルート上で、
自転車が関係する人身事故がこの5年間で155件あったことが、滋賀県のまとめで7日分かった。

 県によると、1周約200キロのルート上で起きた自転車関係の事故数は、
14年40件、15年30件、16年36件、17年26件、18年23件(滋賀県警調べ)。
事故の原因やけがの程度については把握していないという。

 このうち16年6月に高島市新旭町藁(わら)園の湖周道路で発生したケースでは、
大阪府の60代男性が路肩の約5センチの段差に自転車のハンドルを取られて転倒負傷。
男性に損害賠償129万円を支払う議案が、県議会2月定例会議に提出されている。

 ビワイチを楽しむ人の増加に伴い、県は2015年度からルートの安全点検を行い、これまでに県道約440カ所で段差の解消や舗装の修繕を実施した。

 滋賀県道路課は「引き続き定期的にパトロールして危険場所の把握と修繕に努めたい」としている。

https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190307000187
【 2019年03月07日 22時07分 】