副教材費468万円を為替投資…教諭、自宅待機
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20190308-OYT1T50149/

 埼玉県川口市の中学校の男性教諭(27)が、保護者から集めた副教材費468万2492円を着服していたことが7日、市教育委員会への取材でわかった。教諭は「為替投資に使った」と話しているという。

 市教委などによると、教諭は昨年4月に採用され、1年生約280人分の副教材費が振り込まれた学校の銀行口座を管理していた。昨年7月30日から同12月5日までの計8回、この口座から業者に支払う分の金額を引き出し、自らのインターネット銀行の口座に振り込んでいた。

 教諭は2学期の会計監査の際、出納簿や領収書類を提出せず、今年1月末頃から欠勤。2月5日に教頭が自宅を訪問したところ、着服を打ち明けた。費用は教諭の家族が全額弁済したという。教諭は現在、自宅待機している。

 同校は今月5日、保護者会を開いて謝罪。被害届を提出することを検討しており、松田隆幸校長は取材に対し、「保護者、生徒、地域の信頼を裏切った責任は重い」と話した。県教育委員会は今後、教諭の処分を決めるという