音楽仕込みの酒造会社が楽器寄贈

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20190308/5050005838.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

クラシック音楽を聴かせて熟成させるというユニークな焼酎造りを行っている
鹿児島県薩摩川内市の酒造会社が、地域貢献の一環として地元の学校の管弦楽部に楽器を贈りました。

楽器を寄贈したのは薩摩川内市で焼酎を製造している「田苑酒造」で、
本坊正文社長などが市内の「れいめい中学校・高等学校」を訪れ、木管楽器のオーボエを贈りました。

管弦楽部の生徒は、早速、チャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」の有名な旋律を吹いて、感触を確かめていました。
演奏した中学3年の野村芽依さんは
「前の楽器より音程が合わせやすかったです。頂いた楽器を無駄にしないように頑張りたい」
と話していました。

管弦楽部は今月23日に予定されている定期演奏会には、早速新しい楽器を使うということです。

この酒造会社は、焼酎の原酒に水を加えてアルコール度数を下げる工程で、
ベートーヴェンやモーツァルトなどのクラシック音楽を聴かせて熟成させるユニークな酒造りに取り組んでいます。
タンクの周囲にスピーカーを設置しているため音の振動によって熟成効果が高まり、
味がまろやかになるということで、5年前から地元の学校や団体に楽器を贈る活動を続けています。

本坊社長は
「薩摩川内市は音楽が盛んなので役立てばと思います。大切にしながら思う存分使ってもらいたい」
と話していました。

03/08 17:28