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●選択肢が幅広い未使用&中古スマホ、学生は何を基準に選ぶ?
学生のうちは格安SIM+未使用&中古スマホの組み合わせで、イニシャルコストと月々の利用料金の両方を安く済ませたい…と考える家庭も多い様子。
興味深いのが、スマホを使う子どもの世代によってスマホ選びの基準が異なること。

○未使用でも1万円未満の格安品が人気
昨今は、小学生でも自分のスマホを持つことは珍しくなくなりました。特に、小学5〜6年の高学年になったタイミングで親がスマホをプレゼントするケースが増えているようです。

小学生向けの売れ筋は「低価格Androidスマホの未使用品」。初めて手にするスマホなのに中古はかわいそう…と考える親が多く、実質的に新品と同等の未使用品が選ばれる傾向があります。ただ、外で遊んでいる際などに壊してしまうことを危惧し、1万円前後の予算で買える格安品を選ぶ人が多いようです。

1万円前後の未使用品は選択肢が少ないのですが、VAIOのSIMフリースマホ「VAIO Phone VA-10J」は未使用品が税込み8,980円と優れたコストパフォーマンスが魅力です。スペックやデザインは平凡で見るべき部分はありませんが、LINEや通話など基本的な活用は問題なくできます。

○中学生は「荒野行動」が遊べればOK!?
自分のスマホを持つ友だちが多くなる中学生。スマホ選びのポイントとなるのが、「友だちがよく遊んでいるゲームアプリがストレスなく遊べるか」。具体的に名前が挙げられるのが「荒野行動」で、このゲームが不満なく遊べるスペックかどうかが機種選びの鍵となるようです。

よく売れているのが、シャープの「AQUOS sense SHV40」。もともとはUQモバイル版ですが、SIMロック解除済みのSIMフリー版として売られており、どの格安SIMでも利用できます。未使用品が2万円を大きく切る税込み16,800円で購入できる値ごろ感から、中学校の入学祝いとして人気を集めているとのことです。

興味深いのが「中古でも構わないので、カッコいいスマホが欲しい」という流れもあること。中古品で人気なのが、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia X Performance SO-04H」。Xperiaらしいスリムなデザインに5型のフルHD液晶を搭載したモデルで、価格は税込み11,800円前後と手ごろ。子どもの好みを聞いたうえで中古品を選ぶのもアリでしょう。

●高校生は“iPhoneでないとダメ”
機種選びの基準がガラッと変わるのが高校生。ズバリ「iPhoneでないとダメ」なのです。友だちの大半がiPhoneを持っており、自分だけAndroidでは仲間はずれになる…という理由で「iPhone一択」になるわけです。

とはいえ、最新の「iPhone XS」は未使用品が10万円以上するので、小型ボディーが根強い人気の「iPhone SE 32GBモデル」(税込32,800円、未使用品)や、旧型ながら不満なく使える「iPhone 7 32GBモデル」(税込44,800円、未使用品)、「iPhone 8 64GBモデル」(税込59,800円、未使用品)などが売れ筋だといいます。Androidと比べれば高価ですが、親がiPhoneを使っていてiPhoneのよさを認識している家庭は、多少奮発してでもiPhoneを買い与えるケースが目立つそうです。

○一転、コスパ重視で機種選びをする大学生
大学生ともなれば、より高価なiPhone XSもポンと買ってもらえるかと思いきや、事情は異なるようです。

「高校生までは親にスマホを買ってもらえても、大学生になるとそうはいかない家庭が多い。」といいます。たとえ進学祝いで10万円近くもらったとしても、学校の授業で使うパソコンや衣料品などで消えてしまうようです。

そうしたこともあって、大学生は割高なiPhoneにはこだわらず、2万〜3万円前後のAndroidスマホの未使用品を選ぶ傾向が強いそう。ファーウェイ・ジャパンの「Mate 20 Lite」(税込32,800円、未使用品)など、コストパフォーマンスが高くカメラ機能に優れた機種が選ばれるそうです。

興味深いのが、新生活シーズンが過ぎてある程度経つと状況が変わっていくこと。
「アルバイトで貯めたお金を握りしめて、iPhoneなどの高性能モデルを求めに来る学生さんが増えてくる。やはり、みんなiPhoneが欲しいんでしょうね」と語ります。

手ごろな予算でスマホを単体で購入できる手段として、中古ショップでの未使用&中古スマホの購入は一般層まで広がりつつあります。特に、現在大手キャリアで見られる一括0円販売や高額キャッシュバックなどの施策は4月以降一気に沈静化するとみられ、中古スマホの存在感はさらに高まりそうです。