2019.4.3 20:08
https://www.sankei.com/smp/west/news/190403/wst1904030027-s1.html

 近畿大は3日、50代の男性教授が、複数の同僚教員に対し、人格や能力を否定する内容のメールを送るなどのハラスメント行為をしたとして、諭旨解雇処分としたと発表した。処分は1日付。

 近大によると、男性教授は所属する学部の教職員約50人が参加するメーリングリストで、複数の同僚に対し「犬でも採用した方がマシ」「彼らを採用したことは大きな損失」などとのメールを送信。また、一部教員を誹謗(ひぼう)中傷する内容の文書を作成し、自らの研究室の前に張り出した。

 昨年12月には、同僚の女性教員にかばんでけがをさせたとして、大阪府警が傷害容疑で書類送検。その後、過失傷害罪で略式起訴されたが、男性教授側の請求で正式裁判になっている。

 近大は「このような事態が生じたのは誠に遺憾であり、教職員のコンプライアンスを徹底する」とした。